繊維ロープ・繊維スリング

繊維ロープ


スクロールできます
主な素材引張強度伸縮性耐候性水との関係手触り
クレモナロープ
(クレモナS)
ビニロン(クレモナ)+ポリエステル高い(汎用ロープとして非常に優秀)適度(伸びが少ないため作業が安定しやすい)非常に優れている(紫外線に強い)水に濡れても硬くなりにくい(濡れた後の使い勝手が良い)綿に似て柔軟で、滑りにくく扱いやすい
ナイロンロープナイロン合成繊維の中で最も高い(高強度繊維ロープを除く)非常に大きい(ショック吸収力が高い)紫外線に弱い(屋外使用で劣化しやすい)吸水性がある(濡れると硬くなり、強度も若干低下する)柔軟だが、3つ打ちだと型崩れしやすい面がある
スクロールできます
ロープ名主な素材特徴用途の傾向
ナイロンクロスロープナイロン1. 合成繊維の中で最も高い。(高強度繊維ロープを除く)
2. 衝撃吸収性・耐摩耗性に優れる。
3. 水に濡れても型崩れの心配が少ない(クロスロープ構造)。
4. 水に沈む。
命綱、安全ロープ、救助、牽引、係留(強い力がかかる用途)
ニューサンライトクロスロープポリプロピレン(PP)など1. 軽量で水に浮く性質を持つ。
2. 水に濡れても硬くなりにくい。
3. 強度と作業性のバランスが良い。
漁業(定置網など)、マリンレジャー、水上作業用
マリンコンビクロスロープポリプロピレン(PP)とポリエステルの混紡/混撚1. PPの軽量性とポリエステルの強度を兼ね備える。
2. 水に浮く傾向がある(製品による)。
3. 強力・軽量・柔軟で作業性が良い。
船舶係留、漁業用、荷役・作業用(海上・陸上問わず)

繊維スリング


特徴
  • 軽量で取り扱いが容易: ワイヤーロープよりも軽いため、運搬や準備が簡単です。
  • 荷物を傷つけにくい: 金属製ではないため、吊り荷の表面を傷つけにくいです。
  • 柔軟性がある: 荷物の形状に沿って巻き付けやすく、フィットします。
  • 錆びない: 金属部品を使用していないため、錆びることがありません。
  • 耐久性がある: 耐候性があり、屋外や湿気の多い環境でも使用できます。 
主な種類
  • 両端アイ形: 両端に輪(アイ)がある最も一般的なタイプです。
  • エンドレス形: 全体が1つの輪になったタイプです。
  • 金具付: リングやフックなどの金具と組み合わせたタイプです。
  • ラウンドスリング: 筒状のカバーに繊維を詰めた、さらに柔らかいタイプです。